2026年9月末をもって、ABEMAでのWWEの配信が終了します。
個人的には楽しみにしていた番組でしたし、無料で日本語実況をあてて当日の夜に配信という力の入れ方に感動すらしていました。
そして、ABEMAでの配信終了後はアメリカと同じく日本でも「NetflixでのWWE配信」へ移行するのではないかという声が聞こえてきます。というか、すぐにではなくとも年内にはおそらくそうなるでしょう。
もしNetflixでWWEの配信が始まったら、日本でアメリカのプロレス観戦の文化はどう変わるのでしょうか。
また、Netflixとプロレスの相性や将来性はどうなのでしょうか。
今回は「ABEMAからNetflixになるとWWEは身近になるか」を考えてみよう、というお話です。

より近くなるWWE
日本で「NetflixでWWE」は定番化するか。
結論から言うと、「定番化する可能性は非常に高い」と思います。
これまで日本のプロレスファンは、専門の有料チャンネルや特定の配信アプリに登録して試合を観ることが一般的でした。つまり、「プロレスが好きだからお金を払って見る」というコアなファンが中心だったのです。
しかし、Netflixはすでに日本国内で数百万世帯以上が利用している「誰もがスマホやテレビに入れているサブスク」です。そこにWWEという巨大コンテンツが加われば、「たまたまトップ画面に出てきたから観てみた」というライトな視聴者が一気に増えるでしょう。
「特別なファンだけが見るもの」から「誰もが日常的に目にするエンタメ」へ。
Netflixでの配信は、WWEを一気に定番化させるパワーを秘めています。

NetflixとWWEは相性抜群
実は、Netflixというプラットフォームはプロレス、というよりもWWEとの相性が驚くほど良いのではないかと考えられます。
WWEの最大の魅力は、試合の迫力だけでなく、選手同士の愛憎劇や裏切りといった「人間ドラマ」にあります。海外ドラマのブームを作ってきたNetflixのユーザーにとって、毎週話が続いていくWWEのストーリー展開は非常に相性が良いのです。
また、Netflixは選手の舞台裏に密着したドキュメンタリー番組を作っています。選手の素顔や挫折、復帰へのドラマを知った上で試合や大会を見ると、何倍も面白くなります。実際に「WWE “壮大なるドラマ”の裏側」というコンテンツが制作され、評判も上々でシリーズ化されています。
この「ストーリーでファンを夢中にさせる仕組み」はNetflixの得意技、真骨頂でしょう。

日本人選手の露出が減る?
現在、WWEでは多くの日本人スーパースターが活躍しています。
ABEMAでは日本人選手に大きくスポットを当てていましたが、国際的なサブスクであるNetflixでは番組における日本人選手の重要性にこだわらないのではないか、と予想します。
海外ドラマを見るために加入しているユーザーには逆に日本では身近ではない外国人選手のパフォーマンスに興味が注がれ、それが逆にわかりやすいのかもしれません。

新しい場で新しい層を
将来性や展望ですが、短期的には「ABEMAのような無料視聴枠がなくなることで、最初はハードルが高く感じる人」もいるかもしれません。
しかし、長期的にはWWEにとって大きな追い風になるでしょう。それだけじっくりと番組を作り上げていくとも思いますし。
それが日本のプロレス界全体にとって恩恵になるのか脅威になるのか。それも注目のポイントです。
世界規模の配信ネットワークに乗ることで、プロレスというジャンル全体の知名度が上がります。NetflixでWWEのド派手なエンタメ空間に触れた若い世代が、「実際の生の迫力を体験したい」と日本の団体の会場に足を運ぶという新しい流れも生まれるようになれば最高の未来です。
今回のまとめ。
現代に生きている最大の利点は
世界中のプロレスが簡単に見られること
それが日本のプロレスも刺激する

ありがとう、ABEMA!
「9月末のABEMA終了」は一見寂しいニュースに思えますが、それは日本におけるプロレスという文化が「世界基準のビッグエンタメ時代」へ進化する合図かもしれません。
今やすっかり日常に溶け込んだNetflixという場で、毎週2回、日本では実現が難しいスケールの大きなドラマと試合が届く。
そんな「誰もがプロレスを楽しむ未来」は、すぐそこまで来ているのかもしれません。
そして、WWEを身近にしてくれて、ABEMAさん、ありがとうございました!

では、またここで。


