記事作成時、ナンバリングで「100」という数字を入力しまして。なるほど、ここで書いているブログも今回が100回目なのか、と意識し始めたのです。
100回目。100。いつも通りといえども、節目や記念ですね。せっかくならばそれにちなんだことを書こう、と。
ということで、今回は「プロレスで第100代目のチャンピオンが誕生したタイトル」についてのお話です。

第100代という歴史の重み
「第100代王者」と簡単に言葉にはできますが、タイトルを管轄する団体の存続、コンセプトの見直しに伴う名称変更や廃止や統合、選手権試合の開催頻度、など、かなりの年月がないと達成できない大きな数字であり偉業です。
もし仮に、年に4回の王座移動があったとしても、第100代までに25年かかるんですから。年4回でもかなり多い回数ですよ。
「第100代王者」という言葉と数字は、節目以上に、歴史と伝統の積み重ねでもあるのです。

日本プロレス界の第100代各王者
それを踏まえて、現存と消滅を含む日本を中心とした各団体のタイトルの変遷を隅々まで見てみました。
やはりここ10年以内に設立されたベルトが多いですね。
その中でもいくつかあった第100代王者が誕生したタイトルとその選手などをここで確認しましょう。

IWGPタッグ王座
第100代王者/ヒクレオ&エル・ファンタズモ(2024年1月4日)
前王者/後藤洋央紀&YOSHI-HASHI
初代/藤波辰巳&木村健吾(1985年12月12日)
現在/第111代
アジアタッグ王座
第100代王者/大仁田厚&渕正信(2016年11月27日)
前王者/青木篤志&佐藤光留
初代/キングコング&タイガー・ジョキンダー(1955年11月16日)
現在/第130代
世界タッグ王座
第100代王者/宮原健斗&青柳優馬(2025年3月9日)
前王者/斉藤ブラザーズ
初代/ジャンボ鶴田&谷津嘉章(1988年6月10日)
現在/第103代
WWWA世界タッグ王座
第100代王者/井上京子&井上貴子(1995年3月21日)
前王者/同チームが返上後に第100代王座決定トーナメント開催
初代/京愛子&ジャンボ宮本(1971年6月30日)
現在/第120代で封印
アイアンマンヘビーメタル級王座
第100代王者/脚立(2003年9月28日)
前王者/高木三四郎
初代/ポイズン澤田BLACK(2000年6月29日)
現在/第1817代
現存していない王座も含めて、第100代王者が誕生したタイトルはこの5つだけでした。
日本プロレス界の長い歴史の中で5タイトル。それだけハードルが高いということでしょう。
なお、アイアンマンヘビーメタル級王座はそのタイトルの特色やルールから他のタイトルとは意味合いが異なりますが、節目という部分で。
ちなみに、同王座はもうひとつ節目があって、
第1000代王者/アイアンマンヘビーメタル級のベルト(2014年4月29日)
という記録もあります。

他の王座やもうすぐ100代目の王座
100代まで届いていない他の王座の現状は
IWGPヘビー級王座
IWGP世界ヘビー級時代の王者も統合されて、現在第88代。第100代王者が誕生するのはこのペースであれば2030年になると予想されます。
IWGPジュニアヘビー級王座
現在が第99代なので次の王者が第100代目の王者。おそらく今年中には達成するでしょう。
三冠ヘビー級王座
インターナショナル・ヘビー級王座18、PWFヘビー級王座15、UNヘビー級王座28が統一された現在の三冠ヘビー級王座となり、現在は第76代。
統一以前までの各王座の歴史を加えても、インターは18代+76代で通算94代、PWFは15代+76代で通算91代と、それでも100代に届いていないというのが意外でした。
ただし、UNのみ単独タイトル時代に第28代まであったので通算104代になります。
ちなみに、逆算したところ、第100代のUNヘビー王者は、第72代三冠ヘビー王者だった安齊勇馬選手でした。
オープン・ザ・トライアングルゲート王座
2004年11月に設立された6人タッグのタイトルですが、比類ないペースで王者が変わり現在の王者で第98代。ユニット抗争の象徴的タイトルのため移動が多い印象で、今年中には第100代に到達するかと。

海外では歴代をどう扱っているか
日本以外で、主に海外大手団体が管理するタイトルですが、タイトルの名称変更や封印、復活が多いためか、団体側から「第〇代チャンピオン」という部分が明示されず、不確かなものが多いのです。
試合が公式記録として扱われなかったものなどもあったり。
その代わりに、新チャンピオンになった選手が何回目の王座戴冠か、という部分を大きく表現する傾向が強いです。ファンもそちらの方に注目しているのでしょう。
その中で、規模や権威が設立当時と比較にならないくらい縮小していますが、NWA王座の中で
NWA世界ヘビー級王座
第100代王者 AJスタイルズ
2003年4月21日(前王者 ジェフ・ジャレット)
初代 フランク・ゴッチ(1905年10月)
NWA世界ジュニアヘビー級王座
第100代王者 ジミー・レイヴ
2002年6月29日(前王者 ロッキー・レイノルズ)
初代 ケン・フェネロン(1945年5月15日)
という記録は発見できました。初代からの歴史が長過ぎます…!

第100代王者という節目を知ったあとに
歴代王者が第100代に到達したタイトルを調べて、プロレス知識がまた増えてまた賢くなりました。
そして、歴代100代王者を見て率直に感じたのは「ふーん、100なんてただの節目じゃん」でした。
選手は第100代王者を目標にも意識することもなく、王者になったタイミングがたまたま100代目だった、というケースが多いです。実際、100にまつわる展開もほぼないですし。
また、第100代王者だからといってファンからの熱烈な期待や歓迎も、オリジナルグッズの販売も目立っていませんでした。
もちろん深い歴史はありますが、初代でも第100代でも何代でも、チャンピオンはその時代の中心選手ですから、何代目とか節目とかは関係ないのですね。
プロレスのタイトルにとって、節目はまったく大事なことではなく「いつ誰がチャンピオンになったか、そしてチャンピオンになったあとどうなったか」が重要視されているのだ。というのがはっきりわかりました。
今回のまとめ。
プロレスにおいて
100なんてただの数字
でも、伝統を証明する数字

プロレスの王座同様、このブログも歴史を積み重ねて、キリの良い節目とかを気にせずそのときそのときで印象を残さないといけませんね。
いつも通りに、が一番大切で、一番難しいです。
では、またここで。

