退団傷心の自己治癒、の話

コラム

先週「トップレスラーの退団を止めるにはどうしたら良いか」という記事を書いたのに…まさか2週続けてアイコン的存在の選手が新日本プロレスを退団…!衝撃であり、現実です。
今回は「退団が続いて弱ってしまったメンタルを自分で奮い立たせよう!」という啓発的なお話です。

続出する退団のお知らせ

2月3日、新日本プロレスから高橋ヒロム選手の退団が発表されました。急転直下の衝撃的なニュースでした。2月11日の大阪府立体育会館大会が所属ラストマッチになるようです。
驚きですよ、声出ますよ。先週のEVIL選手の退団のあと、まさか2週連続で主力選手の退団ですよ。しかもシリーズの最中での発表ですよ。突然すぎますって。
必要悪というべき団体の中心的ヒールと、必要善というべき団体の中心的太陽が、団体の絶対的エースの引退試合のあと相継いで退団とは…。
思えば、コロナ禍から抜け出した後の新日本プロレスは激震のようなトップ選手や人気選手の退団が毎年のように起こっています。
3年前には所属していたけど現在は退団した主な選手を挙げていくと、ジェイ、飯伏、柴田、みのる、オカダ、オスプレイ、タマ&タンガ&ヒクレオ、KENTA、内藤、BUSHI、コブ、棚橋、EVIL、そして今回のヒロム。とんでもない豪華なメンツです。
この選手たちがたった3年間でいなくなってしまうなんて…。

残された側の素直な気持ち

10年前に退団し現在もWWE所属の中邑真輔選手やオカダ・カズチカ選手もそうでしたが、日本人選手の場合、年齢で言うと35歳前後、キャリアで言うと15年前後、ここが大きな決断の分岐点になっている気がします。そこで選手それぞれがどういった決断を自分自身でするのか、特にそこまででキャリア的に「やりきった」と思える、所属のリングでできることはやり終えたと感じる状況であれば、新天地へと向かうのもやむなしです。アメリカのメジャー団体ならば収入も大きく変わりますし。
ですが、残される側の気持ちの行き場、です。その気持ちは浮遊霊のようにさまようだけです。どうすればいいんでしょうね。
率直な言葉を使うと「寂しい」なんです。それは簡単には消えません。
退団する選手が嫌いになったわけでも、裏切られたわけでも、失望したわけでもありません。その選手の新しい目標やプロになるときの夢、そしてプロレスラーとして大事な向上心、そういうものは素晴らしいし、讃えたいし、応援していきたいのです。選手への愛情やリスペクト、団体のためにこれまで尽くしてくれたことへの感謝、そういう気持ちは当たり前のように、揺るぎなくあるのです。
でも、あえて言います。
寂しいよ!」と。
すぐにエールを送れるほど、気持ちに余裕がないです。

自信も揺らぎますって

昨年の内藤選手、今年のEVIL選手とヒロム選手の退団発表の際に、惜別だけでなく、多くのファンの人がSNSなどに書いていた傷心や悲痛、動揺など精神的なダメージの言葉を目にしたときに、ふと思ってしまったのです。
プロレスは長く見続ければ見続けるほど面白い、最終回のない大河ドラマのようなスケールの大きいジャンル、という自信があるからこそたくさんの人に知って好きになってほしいけれど、長く見続ければ見続けるほど悲しいことも増えるのだろうか。それが何年も続けて起こるジャンルなのだろうか。そんなジャンルなのに、胸を張って「最高のジャンル」だと勧められるだろうか、と。
そう考えてしまって、かなり落ち込んでしまいました。

そのままでいること、大事なこと

そういう落ち込みや悲観が出てきても、新日本プロレス、プロレス界、決して止まることなく日々新しい光景を作っていきます。プロレス界の歴史はこの繰り返しなんですから。これで繁栄しているんですから。
きっと、この数十年に起こったのトップ選手の退団や移籍と同様、今回の件も人気選手不在の光景を新しい光景が覆いつくして、それが日常になっていくことでしょう。
でも、やっぱりしばらくは、寂しい!
新しい日常にすぐ切り替えられるほど、簡単に受け入れられるほど、たくましくはないです。何年、何十年とファンでプロレス全部を見続けてきてもそうです。
なので、それは慣れなくていい!寂しくていい!しばらくそれでいい!逆に免疫できちゃダメ!と思うことにしましょう、そんなときは。そのままでいいんだ、と。

そして、重要なのがここから。
これもプロレスを見続けてきて学んだ確実なこと。
プロレスで負ったダメージは、プロレスで治癒するしかない!
寂しいやショックでも見続けていれば必ずもっと楽しいことがある!

好きなものなら信じよう

推しの選手が退団したのがきっかけでプロレス観戦から離れてしまうのも理解できます。
悲しいことと楽しいことのバランスがうまく保てないこともあります。
選手の自由や希望を尊重する時代なので、おそらく電撃的な退団や移籍は今後も起こるでしょう。
ですが、その団体に残った選手たちが今現在も新しい光景を生み出して、ファンの人たちにできる限り早めに慣れてもらうように奮闘しています。それを見ていれば、きっと救われます
淡男子た選手の新しい夢での活躍も含めて、ファンがそれらを見続けて、応援して、盛り上げれば、選手たちは報われますし、それが最大の労いになります。

今回のまとめ。

プロレス、信じて、大丈夫!

細かい地震が頻発していたら、そりゃいつも以上に備えもするもんで。
「さーて、来週の退団選手は?」という次回予告、くらいの心の準備だけはしておきますね。

では、またここで。

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