1月27日、上野動物園で暮らしていた双子のパンダ、シャオシャオとレイレイが中国へと返還され、日本国内のパンダがいなくなりました。ここに至る経緯については簡単ではない問題もありますが、サヨナラを言う間もなくパンダがいなくなったという事実は変わりません。
その前日、1月26日、新日本プロレス所属でHOUSE OF TORTUREの首領、EVIL選手の退団が発表されました。今後は海外最大手団体への進出が有力らしいですが、サヨナラを言う間もなくEVIL選手の国内ラストマッチが過ぎていたという事実は変わりません。
みんな、遠くに行ってしまう…。
悲しいニュースが続きますが、今回は「日本国内を主戦場にしていたトップレスラーが海外へ行ってしまうことへの嘆きとその防止策」についてのお話です。

シャオシャオとレイレイとイビイビ
プロレスラーは個人が自己表現をする競技ですが、個人ではなくチームとして、その大会や団体にいかに貢献できるかが大事でもあります。個人の集客力が周囲に影響を及ぼし組織の活性化に繋がるので、謂わば選手それぞれが存在感のある「客寄せパンダ」にならなければなりません。
私はこの「客寄せパンダ」という言葉にネガティブな印象はなく、むしろ50年以上に亘ってお客さんを動物園に呼び込めるトップアニマルことパンダのように「集客力があるスター選手」というポジティブなイメージです。
そんな客寄せパンダとしての役割を果たせば果たすほど、自身のプロレスラーとしての商品価値も上がっていきます。
今回のEVIL選手は特にその傾向が強く、存在感も評価も最大値のところでの退団だったので、上野のパンダと同じ時期に日本を離れることへ運命的なものを感じてしまいました。

主力選手が海外へと移籍する理由
思い返せば、新日本トップ選手の退団は年始の恒例行事のように続いています。そして、退団後の選手は国内ではなく海外へと主戦場を移すケースばかりです。
なんで、みんな日本を離れてしまうんだろう。なんで海外マットを選ぶんだろう。
日本より海外のプロレスの方が魅力的だから?
いや、日本のプロレスの試合内容や競技性に関しては自信をもって世界一ですし、そう感じている選手も多くいます。
もっと有名になりたいから?
名声を手に入れるならそもそもプロレスラーという職業を選択していませんし、きっかけがプロレスラーだったとしても、早めに芸能界や政界への転身を企てているはずです。
家族のためにも大金を稼ぎたいから?
…正直、これです。こればかりは反論も異論も出ません。今の日本の円安を見れば言い返せません。
どれだけ団体の中心にいるトップレスラーでも、どれだけキャリアと愛情があっても、活動場所を海外、もっと言うとアメリカ、さらに言うとWWEかAEWへと移す理由が「稼ぎ」であれば、今の日本のプロレスでは悲しくなるほど太刀打ちできません。
桁がひと桁、超トップクラスになればふた桁変わりますし。
希望するだけの収入に加えて、知名度も得て、自己表現の相性も良いならば、アメリカを拠点にするのも充分に理解できます。日本のファンからすれば悔しいけれど、それが正しいプロの姿勢だと思うので。

海外流出の防止策
では、そんなときに指をくわえて、客席で「ありがとう」なんて送迎ボードを掲げていってらっしゃい!と言うだけでいいのでしょうか。
日本はアメリカの牧場ではありません。どうにか防ぎたいのはやまやまです。
確かに稼ぎや知名度では日本でスターになるより、アメリカで、すなわち世界的なスターになることがプロレスラーとしてのアイデンティティでしょう。
でも、日本のプロレス、めちゃくちゃクオリティ高いですから。世界一ですから。素晴らしい選手であればあるほど日本で試合をして、日本のプロレス界をもっと向上させてほしいのです。
じゃあアメリカへの流出を防ぐとしたらどうするか。
現代においての解決方法はたったひとつです。
日本がもっと豊かになる。日本の価値を上げる。簡単に言うと数年続く円安を止めて、驚くほどの円高を呼び込む。です。
日本の団体に所属する選手はもちろん、世界中のプロレスラーも「あれ?日本の方が稼げるんじゃない?」と思わせたいですよね。
こればかりは国の財力や景気、貿易など大きな課題があり、プロレス界だけでどうにかなることではないんですが。
それこそ、中国へと返還されたパンダと同じで、日本でパンダが見たい!じゃあパンダを招聘する運動をしよう!だけでは解決できない難しい問題なのです。

私たちができるたったひとつの策
そんな中。くしくも同じ日に。
1月27日、衆議院の解散総選挙が公示されました。選挙というものは、国民が日本を変えることができる唯一の手段です。頼りない日本にサヨナラを言えます。
世界に通用する日本になるために。
豊かな財政情勢にするために。
景気も活力も復興するために。
そして何より、日本のトップレスラーが海外へ行かなくても良くなる、そんな日本プロレス界の未来のために。
2026年2月8日、みんなで選挙へ行こう!
今回のまとめ。
トップレスラーの海外流出を防ぐための総選挙
それをマニフェストに掲げる党がない!

見られることの嬉しさともどかしさ
我々ファン側の視点としてですが。
日本にいながらリアルタイムでWWEやAEWの試合が見られる現代の観戦環境が主力選手の海外移籍への無念さや重要性をぼやかしてる、とも考えられます。
それはそれでありがたいことですが。もどかしいですが。
では、またここで。

