棚橋弘至のゴールで待つ人、の話

コラム

2024年10月14日の両国国技館。第6試合終了後に棚橋弘至選手がファンに伝えた衝撃のマイク。
棚橋のゴールを決めました
あの引退発表から早くも約1年。そして、ゴールである2026年1月4日まで残り100日を切りました。
全国各地で、そしてあらゆる団体で試合に出場し続けて感謝を伝えていく、過酷ながらも華やかな引退ロード絶賛進行中ですが、そろそろ気になるのが「2026.1.4 東京ドームで誰が棚橋弘至引退試合の対戦相手になるのか」です。
棚橋引退に関しては簡単には書ききれないほどの様々な想いがあるのですが、今回はこの棚橋弘至引退試合の対戦相手の予想や希望、のお話です。

引退試合対戦相手のヒント

2025年9月30日。雨中の新宿歌舞伎町の広場にて、2026年1月4日に開催される『WRESTLE KINGDOM 20 in 東京ドーム 棚橋弘至引退』大会の公開記者会見が行われました。
このタイミングでの観覧型記者会見ということは、棚橋選手の引退試合のカードが発表されるのでは?とざわついていましたが、この時点での発表はなし。
肩透かしを喰らった感も否めませんが、私はまだ猶予が3ヶ月もあるこの時期での唐突な対戦相手の発表がなくて安心したのです。もっと想像を膨らまして楽しみたいのと、引退まで本当にあと少しなんだという現実への拒絶と、で。
ただ、その会見で「シングルマッチ」「いろんな選手が浮かびますけども、いろんな選手は浮かばない」「(棚橋vsウルフについて)それはない」というヒントは出ました。
おそらく、絶賛交渉中、もしくは難局な状況、なのかと推測されます。

棚橋引退試合で実現すべきこと

ここで「棚橋引退試合でこれだけは絶対に実現してもらいたい」という希望をいくつか。
まずは、超満員の東京ドーム。これはもうマストです。
ここで満員にならなかったらプロレスはそこまで。…と言っても過言ではないくらい重要な大会なのですから。
棚橋選手への感謝や功績を考えたら、東京ドーム超満員の光景は実現しないといけません。これは我々ファンやスタッフの使命です。
そして、引退試合はメインで組んでもらいたいです。
おそらくそうなるはずですが、この期に及んで「IWGPがメインじゃないと」「未来を見据えて新世代の選手がメインを務めないと」という人がいたら、プロレスのことを全く考えてない残念な人だな、と判断します。棚橋選手の引退がどれほどのものか、過去にも未来にも影響してくる出来事だと、きっとわからないのでしょう。
対戦相手やコンディションに関わらず、この試合は必ずメインでやらなければ意味がありません。
もうひとつが、試合後の花束や記念品贈呈などのセレモニーは極力短く、であれば嬉しいです。
ゆかりのある選手やOB、関係者など多くの人たちが東京ドームに集うと思いますが、試合を見届けたファンはきっと大きな余韻と虚無感に襲われている時間です。その感情に支配されないうちに棚橋選手からの最後の言葉が聞きたいのです。
もしセレモニーをやるなら、翌日の1.5の大会で、時間を目一杯割いて派手にやってほしい、という希望も含まれています。

対戦相手の予想と現実

さて。引退試合の対戦相手、です。
棚橋選手は新日本ひと筋のキャリアでたくさんの選手とのドラマを築いてきました。他団体や引退した選手も含めると、名前を出しきれないほど影響力も存在感も強い人です。
そんな選手と一番縁が深い相手と引退試合…となると、正直誰に絞っていいのか。絞り切れません。わかりません!
棚橋弘至のドラマは時代によって常に変化していきました。どの時代を切り抜いて最後はどの棚橋を表現すべきか、全部が大事なシーンと相手なので簡単ではないのです。
選手としては、会社の運営や興行の成功を抜きにして、相手とは何のテーマもないけど最後は自分の希望を通しそのとき一番戦いたい相手を選ぶのが理想ですが、棚橋選手は社長という立場もあるので自己満足で終わらせるわけにはいきません。周囲の期待や世間への普及力など、気にならないと言えば嘘になるでしょう。むしろ、そういうものを現役中ずっと意識してきたのが棚橋弘至という選手ですし。
そういう面でも対戦相手選びはかなり慎重かと思われます。
現在の情報や推測から、引退試合の対戦相手を予想…しようとしたのですが、正直難しいです。予想はできない!というのが現時点での答えです。

今だからこそ実現すべきカード

ですが、個人的に希望している選手はいます。
言い出したらたくさんの選手名が挙げられますし、引退試合というシチュエーションもありますが、それよりまず棚橋選手とのシングルマッチが見たい選手。多くの人も思っているあの選手。
やっぱりどうしても、中邑真輔選手です。
AEWと交流中の新日本にWWEの選手を招聘するという実現不可能に近い交渉は相当困難でしょう。
ですが、SHINSUKE NAKAMURAではなく中邑真輔としてなら新日本に参戦できませんかね…。
もしかしたらこの影響で1.4にAEW勢の参戦はなくなってしまうかもしれません。それでも、今だからこそ実現しなきゃいけない試合があるのです。残されたチャンスはこの日しかありません。
カギは、10月17日と18日のWWE日本公演ではないか…と思っています。その日、リング上もしくはバックステージでどんなアクションやコメントがあるのか、大注目です。

棚橋弘至が叶える最後の夢

もしそれがどうしても実現できないのであれば、他の大物選手に打診?いや、猪木さんの引退試合の相手がドン・フライだったように、思い切って想像の遥か斜め上をいく大抜擢な相手も…思ったんですが、ダメです!ここは絶対に中邑選手ではないと、ダメなんです
プロレスってそんな会社の縛りでできないものはできない、という世界じゃないんです。
これまでの歴史も、これからの未来も、地球上のプロレス界すべてのためにも、『棚橋弘至vs中邑真輔』が2026.1.4で実現しなきゃいけないんです!
ぜひとも。夢をください

今回のまとめ。

棚橋弘至の引退試合の相手?
答えはこうだ!
イヤァオ!

最高のゴールと最高のスタート

2025年10月1日。いよいよ引退試合大会のチケット一般発売が始まりました。
おそらく、棚橋弘至にとって、新日本プロレスにとって、プロレス界全体にとって、そしてプロレスファンにとって、過去最大の重要な日になるのは間違いありません。
当日の地上波全国ネット中継も決定していますが、これは会場で見るべき大会です。

2026年1月4日。東京ドームに集まった溢れんばかりのお客さんによる、過去最大の棚橋コールが聞けますように。
棚橋弘至への感謝と、プロレス界の発展のために

では、またここで。

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