はじめてのプロレスは音で見る、の話

コラム

どんな出来事でも、「はじめて」というのはもちろん緊張しますし、何をどうすれば良いのか、何が正解で何が間違いなのかもわかりません。
ただ、そこにいる多くの経験者の人は誰もが「はじめて」を終えてその場にいるので、それは容易く乗り越えられるものだという証にもなります。
会場でのプロレス観戦というものも同じで。
そこにいるファンは過去に「はじめて」の門をくぐって来ているのです。
どれだけ興味が湧くか、どのようなファンになるか、どこまで同じ熱量で追い続けられるか、は人によります。でも、二度目以降があるということは初観戦時に「プロレス、面白い、また観たい」という気持ちになったということです。
もちろん、自分の意志で楽しもうとしないことには始まりませんが、だからといってはじめての観戦では何をどう楽しめばよいのかもわかりません。楽しむにもどこに注目して会場でプロレスを見ればいいのか、視点も重点もわからないのです。
今回は、はじめて会場でプロレス観戦をする「はじめて」な方々へ向けた「はじめてのプロレス観戦で何を見ればよいのか、どうすればさらに楽しめるのか」というお話です。

はじめては何をすればいい?

初観戦ではもちろん全選手が初見です。
そんな個性揃いで選びたい放題の中からひとりでも気になった選手を見つけ出せたら、次回観戦の際はその選手と所属するユニットを「推し」として追って楽しむことができます。
また、その選手から派生するライバル関係やこれまでの因縁や関係性というドラマを感じてさらに興味深くなります。
そこから、その推し選手と対戦したあの選手も気になる、スタイルに共通点を感じるあの選手が気になる、と、視点の幅も広がっていくのです。
初観戦でまず心掛けてほしいのは「推しの選手、気になる選手を自分で見つける」が一番でしょう。
顔やコスチュームや技や声質、なんだっていい。それを見つけ出せれば大きな収穫だし、選手もそれを印象付けるためにリング上で自己表現をしているのですから。

ただ、これはあくまで、次回の観戦に向けてのステップです。
初観戦の大会は推しを見つけるお披露目会ではなく、大事なプロレスの記念すべき初観戦大会です。推しを見つけたとしても、プロレスの楽しみ方をまったく感じなければ次回につながることもないでしょうし。

最初に感じてもらいたいもの

はじめてのときは何を重点に、どこに視点を傾けていれば楽しめるか。
ひとつだけ明確に言うならば、「」です。まず「音」を意識して観戦してほしいです。
マットに叩きつけられる音。ロープがきしむ音。技によって体がぶつかる音。避けずに受ける打撃攻撃の音。選手の呼吸や叫び声の音。熱気に満ちた会場で生まれる歓声の音。
会場内で得られる独特の音が耳から入り込むことで、プロレスの迫力が体の全体に伝わってきます。

音に意識、音に注目

プロレスから発生する音を全身で感じてみること。それを最初に少しだけ意識して観てみること。それだけで、プロレスが何倍も、何十倍も楽しくなります。
そして、それが「また観たい」と感じる、プロレスの入口です。

今回のまとめ。

はじめての音は心にずっと残る
はじめてを意識できることは貴重

はじめてが今できるということは

「何も知らない」「はじめて」だからこそ得られる驚きや興奮が人生で一番影響力が強いんです。
そして、プロレスは見れば見るほど面白くなるという、見事な両面性エンタメなのです。
そのどっちも楽しめる、これからのファンの皆さんがうらやましいです。
そして、「音を見る」という表現は不思議です。

では、またここで。

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